アルコールストーブ作ってみました。

こんなことも防災

前回の記事で書いてあったアルコールストーブを、やっと作りました。
初回は案の定、失敗しましたが、それも踏まえて2回目で成功したアルコールストーブ(アルスト)製作の流れを、「作り方」「作ってみて」「これを今後」といった感じで書いていこうと思います。
最後に参考にさせてもっらた動画のリンク張っておきますので、こちらも参考にして頂けたらと思っています。

ではでは…

アルスト製作に必要な物


  1. アルミ缶に傷を付けていくとき、カッターの刃を置く台になります。
    高さ調整のためのものなので他のものでもok
  2. 定規
    長さが測れればok
  3. サンドペーパー
    今回使ったものは粗目で№60を使いました。
  4. コンパスカッター
    カーマで¥547で購入
  5. ペンチ
    アルミ缶を曲げるもの
  6. はさみ
  7. カッター
    刃が細いとやりにくい。少し大きめがgood
  8. カッターの替え刃
    替え刃単体で使います。
  9. チャッカマン
    点火できればok
  10. ホッチキス
  11. キリ2種
    1つはドリルにつけるもの、もう1つはドリルで開けるときにキリがブレないようにへこませるもの(へこみが付けば別のものでもok)
  12. テープ
    引っ張ってもあまり伸びないものがgood
  13. 薄いアルミ缶x2
    厚みがあると切りづらいし、ホッチキスで止められない。
  14. 燃料用アルコール
    今回使ったものは薬局で¥416(税込み)/500㎖のを購入。
  15. ドリル
    僕はインパクトドライバーを使いました。
  16. 五徳
    セリアでスタンドロースターを買いました。五徳になればok
  17. マジック
    缶やテープに印が付けばok

ジェット孔の穴を空ける

ここで使うものは…

  1. アルミ缶
  2. テープ
  3. マジック
  4. キリ
  5. インパクトドライバー
  6. 定規

アルミ缶の外周の長さを出す

テープをジェット孔を開ける部分に沿って貼ります。
ビニールテープの場合は、引っ張ると伸びて長さが変わるので注意!

1週貼って重なった部分を切ります。

206㎜でした。
これが外周の長さになります。

ジェット孔をあける

ジェット孔を16か所空けたいので
206㎜÷16=12.875㎜(穴と穴の間の距離)

テープに約13㎜間隔で印をします。

テープに印を付けたらもう一度缶に貼ります。

ジェット孔を空ける個所にチェック

印をつけたらテープをはがし、

インパクトドライバーがブレないように、
チェックしたジェット孔の部分にへこみを入れます。

僕はキリがあったので使いましたが、ドリルのキリが固定できる凹みがあれば何でもok

インパクトドライバーで穴を空けます。
キリ屑が出るので箱の中で切った方が後始末がラクです。

穴を空けたあとは、バリができているのでヤスリ掛け。

粗目の№60を使ってます。

火口部を加工

火口部の位置出し

中心が定まらないので、位置を出しました。
でも、あんまり意味ないかも…

コンパスカッターで…

中心にキリでへこみを付けて、コンパスカッターで傷をつけます。
(傷をつけるだけでいいですが、後で切り取るのでしっかり傷付けておいた方がラク。)

半径15㎝、直径30㎝

角度がうまくいかず、円が中心に合わせられなかった…

でもまぁ、そのままで、

カッターで押し込みながらカット。
缶切りのイメージで。

またヤスリでバリを取っておきます。
ヤスリ掛けは、バリが出たらその都度やっておいたほうが安全。


上部・底部・仕切りでパーツの完成。

ここで使うもの

  1. ジェット孔を空けた缶(缶①とします)
  2. まだ何もしてない缶(缶②とします)
  3. カッターの替え刃(単体)

3センチの高さにカット

高さを3センチで切りたいので、それに必要な分の本を用意します。その上にカッターの替え刃をのせ、もう1冊の本で挟みます。

まず缶①を切っていきます。ジェット孔を空けた缶です。

アルミ缶の種類が違いますが気にしないで下さい。

替え刃を本で挟み固定したら、刃に沿って流れるように回します。この段階では缶を切るのではなく、傷つけるだけです。
ただ、刃を出しすぎるとブレてしまい、いくつも線ができてしまうので注意です。
(僕はブレてしまいました…)

本を上からしっかり押して、刃は傷つけるために必要な長さだけで。

缶の回す向きはブレないようにするためです。
ブレてしまい、複数の線が付いてしまった。

今回使用した珈琲の缶は厚いので、しっかり傷つけました。

3センチの高さに付いた傷に沿って、カッターで切っていきます。
線をなぞる感じです。

一部が切れたら、手で上と下の部分をモミモミすると線に沿って切れていきます。
(珈琲の缶は硬くて難しかったです。)

もう1つのアルミ缶②も同じように切っていきます。
(底部になります。)

こんな感じ

これでアルストの上の部分と底になる部分ができました。

切った後は、ヤスリを掛けておきます。

中の仕切り

残ったアルミ缶を使います。

珈琲のアルミ缶は硬すぎて加工できなかったので、別のアルミ缶を使いました。

アルミ缶①、②と同様、傷をつけていきます。
ただ、今回は3.7センチにします。

またアルミ缶が変わってますが、気にしないでください。この高さで切ったことが言いたいだけです。

線まで切り込みます。

3.7センチの線に沿って少し切り込み、
めくるように…裂くようにすると線に沿って切れます。
線がブレていると、違った線で切れてしまうので、
そうなる場合はハサミで軌道修正でok

仕切りのサイズ

アルミ缶②の盛り上がってる部分の外周に合わせます。

サイズが決まれば、ホッチキスで3か所止めます。

余分な部分はカット。

仕切りの下の部分に△の切り込みを入れます。

3ミリ~5ミリ

これで各パーツが揃いました。

組み立て方

その前に底部を加工

缶①を被せていくので、入るように加工します。

缶②の切断部をペンチでひねる感じです。
強くひねると、缶が切れてしまい、優しすぎると缶①に入らなくなってしまいます。
缶①と合わせながら調整する感じです。

組み立てます

中の仕切りは、△に切った部分が下になります。

組み合わせはこんな感じ。

缶①を押し込めば…

完成

こんな感じ。

沸いてます。

缶②を加工したときに切れてしまいました。
そこから火が出てたってこともありますが、今回は良しとしました…。

まとめ

  1. アルミ缶は薄いものを選ぼう
  2. ビニールテープは伸びるから気を付けよう
  3. ジェット孔を開ける前に、キリがずれないようにへこみが必要
  4. 空けた後や、切断の後はバリが出るのでヤスリを掛けよう
  5. アルコールの注ぎ口(火口部)は多少ズレても問題なし
  6. でも、円はキレイに切っておいた方がいいと思う(今回は半径15ミリ)
  7. 替え刃はしっかり固定して、ブレないように気を付けよう
  8. 上部と底部は高さ30㎜、仕切りは+7㎜で37㎜。
  9. 上部(缶①)がハマるように底部(缶②)の切断部をひねろう。
  10. あとは押し込めば完成。

失敗から学んだこと

・アルコール注ぎ口を雑に切りすぎ。

・中の仕切りも高さを30㎜にした。
上部と底部をしっかり仕切れなかったから、気化したアルコールが注ぎ口へ流れたか?

・アルミ缶が固いと、ホッチキスで止められない。

使ってみた時系列

ペットボトルのキャップ約3杯いれて、

点火後
1分34秒 ▶ジェット孔の一部に着火。
2分01秒 ▶ジェット孔が全部着火。
2分08秒 ▶500ⅿℓの水を加熱。
4分36秒 ▶すこし沸きだす。
6分02秒 ▶湯気が出る。
8分30秒 ▶鎮火

参考にさせてもらった動画

madan趣味の自作チャンネル/DIYhttps://www.youtube.com/user/madanwww


伊豆のぬし釣りhttps://www.youtube.com/watch?v=79L0Yv_pg5g

ひとこと

今回、1回目で失敗、2回目でなんとかできた…
といった感じで、初心者からの目線で体験したことを記事にしてみました。

これから作りたいと思っている人や、防災を気にしている方に少しでも参考になればと思っています。

今後は、これを使ってできることリストとか、加工を変えて変化を比べるなど、非常時のことを考えた目線でまた作ってみたいと思ってます。

この記事について何か知りたいことや分からなかったことなどあれば、ぜひコメントください。

もちろんアドレスなどの個人情報は自分とのやり取りの中でしか使いません。
記事に載るような内容でしたら、もちろん確認をとって了解のもとで載せますので気軽にコメントもらえればと思います。

これからも簡単な防災を紹介していきたいと思うのでよろしくお願いします。

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