子供が遊べる施設で、防災関連の記事を取り扱っていたので、その一部を紹介します。
見出しにも書いた通りで、簡易トイレの作り方です。
災害時にはライフラインが止まってしまい、水が流せなくなります。
避難所に仮設トイレはあると思いますが、混雑して使えない状況も考えると、知っておくことも大事かと思います。
災害時のトイレ問題を気にしている方や、防災の知識として知りたい方に参考になればと思っています。

簡易トイレをつくるために用意する物
- ペン(印をつけるため)
- ガムテープ
- カッター
- 段ボール(細長くないもの)
- 空の牛乳パック8本
- ごみ袋(段ボールに合うサイズ)
- 防臭袋45ℓ
簡易トイレの作り方
牛乳パックで柱をつくる

空の牛乳パック(8コ)の上を全開します。
「画像1」

牛乳パックの底を、三角形になるように押し込みます。
8コのうち、4コを「画像2」のように作ります。
- 四角の牛乳パックx4
- 三角の牛乳パックx4


「画像1」の中に、
「画像2」を逆さにして入れます。

底を三角に折る感じで押し込みます。
同じサイズの牛乳パックなので、少し強引になってしまいます。

形がイビツですけど、
これが4本の柱になります。
便座をつくる
段ボールで本体となる部分を加工します。

使った段ボールがこれです。
- 高さ360ミリ
- 幅255ミリ
- 奥行255ミリ
余談ですが、水を常備するといった意味で、うちではプレミアムウォーターを置いています。
水のみの金額しか払わないので、お得かと思って使っています。
今回使用した段ボールが、その水が入っていた段ボールになります。
シェアNo.1の天然水 プレミアムウォーター
段ボールを逆さまにして使います。
持つところの穴が、加工の邪魔になってしまうので、逆さまにして底になる面をガムテープで止めます。

逆さまにしたら、便座となる上の面を開け、
トイレの前後になる面に、
先程作った柱(画像6)の高さと幅を印します。
4か所マーキングします。

高さ255ミリぐらい
幅70ミリ(7cm)

柱の幅(7cm)だけ、
柱の高さで水平に切り込みます。

段ボールの角(トイレの前後になる面)を、
柱の高さまで切ります。
4か所を左右対称に、L字に切る感じです。


切ったところを内側に折り曲げます。
上から見るとコの字になるように折り曲げます。


内側へ折り曲げ、
広げます。
折り曲げた面がトイレの前後になります。


トイレの前後になる面、
両面とも同じようにします。


今回使った段ボールは、便座になる面に余裕があったので、画像19のAとBを合わせるように折り曲げて、便座の完成になります。

開口部が約180ミリ開いてます。


最後に45ℓのごみ袋をかけてます。
実際に使うときは、ごみ袋の上に、さらに防臭袋をかけます。
その中に凝固剤やちぎったおむつを入れて使用します。
使用後は、防臭袋だけ取り出し、しばって燃えるゴミに入れて捨てます。
作ってみて感じたこと
強度的には少し心配だけど…
今回使った段ボールは、便座になる部分が255ミリ角で、開口部は約180ミリと、丁度いいサイズだったと思います。
ですが、段ボールで簡易的に作ってあるので、かかる負荷次第では壊れてしまうかもしれません。
いざというとき、状況や場所による影響が少なくて済む、
といったところがメリットだと思います。
前述の通り、強度に不安はあるので、耐久性の面でも心配です。
ただ支援物資には、いろいろな種類があるので、段ボールもそれなりにあるはずです。
簡易トイレが壊れてしまっても、すぐにまた作れるかと思います。
支援物資を頼りすぎるのはどうかと思いますが、できることはやれるようにしておくと、
少しは不安解消できるのではないでしょうか。
他の段ボールで作った簡易トイレ
お菓子の段ボールで簡易トイレ




お菓子の段ボールを使いました。
寸法
- 高さ 約300ミリ
- 幅 約255ミリ
- 奥行 約500ミリ
これは、あまりお勧めできません。
奥行(約500ミリ)が長すぎて座った時点で壊れそうです。
ゴミ袋も45ℓでは小さく覆いかぶせられませんでした。
アクエリアスの段ボールで簡易トイレ





アクエリアスの段ボールを使いました。
寸法
- 高さ 約310ミリ
- 幅 約200ミリ
- 奥行 約295ミリ
サイズも手ごろで、比較的手に入りやすいのでお勧めです。
ゴミ袋は30ℓ(たぶん)で、丁度よく収まります。

開口部が110ミリしかなく、狭いところがデメリットです。
ひとこと
非常用のトイレについては、たくさんの方が情報発信されているので、もし気になる方がいれば調べて頂ければと思います。
今回の記事が少しでも誰かの役に立てば嬉しいです。
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