【毒虫図鑑】ムカデに咬まれた時の症状、応急処置

慌てないための防災

たくさんの毒虫がいる中でムカデがいます。夜行性なので、夜の散歩道に朽ち木や石があれば、生息しているかもしれません。
もしクワガタ採取に夜エサを仕掛けに言った場合なんか、きっといるのではないでしょうか。

祖母の話になるのですが、長靴の中にいて咬まれたそうです…嫌ですね。
長靴の中とは言わずとも、遭遇するだけでも気持ち悪いですよね。

そんな嫌なムカデがどんな場所にいて、どんな危険があるかを知っておけば、必要以上に恐れずに済みます。
今回は「アカズムカデ」と「トビズムカデ」について調べてあります。
咬まれた場合の応急処置もこの記事で書いてあるので、万が一被害にあったとしても対処できます。

必要以上に心配することもありませんが、ムカデに咬まれたぐらい…と軽視することも良くありません。そういったことも今回の記事を見て頂ければ、正しく判断できるかと思います。

昆虫好きの子供は多いので、親が少しでも毒虫に対して知識があれば、万が一の場合に慌てないで済みます。
そんな活発なお子さんをお持ちの親御さんに見て頂けたらと思っています。

アカズムカデの生息地

アカズムカデの分布は、本州、四国、九州になります。

森林の土、朽ち木や石の下に生息しています。

アカズムカデの大きさ

アカズムカデの体長は80〜120mm前後になります。

アカズムカデの特徴

森林の土、朽ち木や石の下に生息していますが、人家に入ることもあります。
夜活動し、昆虫やミミズなどを食べます。

見た目は体は黒く頭と足が赤いのが特徴です。

アカズムカデによる被害が多い季節

春〜秋にかけて被害が多く出ます。

アカズムカデに咬まれた場合の被害と症状

牙(大あご)で咬まれると、獲物を麻痺させる毒液が注入されます。
日本にいるオオムカデ類の中で最も毒が強く、咬まれると針で刺したような痛みと出血があり、赤く腫れます。

重症になると、熱が出て脈が遠くなり、頭痛などが起こることがあります。

日本では最大級のムカデ「トビズムカデ」

トビズムカデの生息地

トビズムカデは、本州・四国・九州・沖縄で生息していて、アカズムカデより沖縄にも生息している分、分布は広いです。

山地でよく見られ、林の倒木、岩の下、落ち葉の下に生息しています。

トビズムカデの大きさ

体長は110〜130mmとされています。

本州〜九州に生息するムカデでは最大種です。

トビズムカデの特徴

体は暗い緑色で、頭部がトビ色黄赤色足が黄色なっており、アカズムカデによく似ています。

前述したアカズムカデは体は黒く、頭と足が赤いので、そこが違いになります。

本州〜九州に生息するムカデでは最大種です。

ゴキブリなどを食べて、狭いところに入ります。
家の中に入り込み、靴の中に隠れていたり、布団に潜り込んでいたりして、人を咬むことがあるので注意しましょう。

トビズムカデによる被害が多い季節

アカズムカデと同じ時期になります。
春〜秋にかけて被害が多く出ます。

トビズムカデに咬まれた場合の被害と症状

アカズムカデに咬まれた場合と同じになります。

針で刺したような痛みと出血があり、赤く腫れます。
アナフィラキシーショックの原因になることもあるそうです。

重症になると、熱が出て脈が遠くなり、頭痛などが起こることがあります。

薬や食物、毒素などが体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。

血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

アカズムカデ・トビズムカデに咬まれた場合の応急処置

ポイズンリムーバーがあれば有効です。毒を取り除く際に使用してください。

タンパク質系の毒なので、45度くらいのお湯で熱する事により毒の活性が弱まります。
症状が1週間ぐらい続くこともあるそうです。

消毒して抗ヒスタミン剤含有ステロイド軟育を塗ってください。
腫れがひどい場合は水で湿布しましょう。

ポイズンリムーバーについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
まずはコレ!毒虫に刺されたときの対処法「ポイズンリムーバー」
ポイズンリムーバー購入レビュー

抗ヒスタミン剤含有ステロイド軟膏とは、虫刺されの薬といった理解でいいかと思います。

まとめ

アカズムカデ・トビズムカデは森林の土、朽ち木や石の下、狭いところに潜り込んでいます。

咬まれると針で刺したような痛みと出血があり、赤く腫れますが、45度くらいのお湯で熱する事で毒の活性が弱まります。

消毒して虫刺されの軟膏を塗ってください。

ただ、アナフィラキシーショックの原因になることもあります。
症状がひどいようであれば、医療機関で診てもらいましょう。

朽ち木や石の下にはムカデに気を付けましょう。

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