2つの段ボールでつくった椅子を比較

こんなことも防災

「もし被災して、避難場所での生活が始まったら…」

災害時を考えると、備蓄食や水などの準備であったり、避難した後の行動などなど…
いろいろ考えておくことが大切になります。

今回紹介する2つの「段ボール椅子」は、簡単に作ることができ、比較的手に入りやすい段ボールを使うので、あえて用意しなくても「段ボール椅子の作り方」を知っておけば、役立つ場合があるのではないでしょうか。

何にでも使えて、誰にでも作れて、誰が使ってもいい

こういった利点は災害時に必要だと思っています。

段ボール椅子の作り方をしっておけば、災害時に役立つ知識になります。

  • 防災について、何をするべきか迷っている
  • 知っておいて損はない、防災の知識に
  • 被災したとき、年配の方には特にいいかも

この2つの椅子を比較しました。

ガムテープが無くてもつくれる段ボール椅子

画像1

一つ目のダンボールの椅子です。

ダンボールのサイズや、質によりますが、ガムテープがなくても形を整えれば座れます。
もちろんガムテープがあれば、安定するので使用前に整える手間は省けます。
ガムテープがない場合は、この作り方で椅子はできます。

メリット

  • 立つ位置に気を付ければ、体重約60kgの人でも立てる。
  • 段ボールのサイズ次第ですが、段ボール椅子の割りに座面のスペースが広い。
  • ガムテープがなくても形を整えれば座れる

デメリット

  • 座面の薄さが心配
  • 寸法を測らないといけない

段ボール椅子の作り方1

用意する物

  • ダンボール
  • カッター
  • ものさし(50cm)
  • あれば、ガムテープ
画像2

アクエリアス(2ℓ)のペットボトル6本入りの段ボールを使いました。

高さ/ 31㎝
幅/ 約29.5㎝
奥行/ 約20㎝

画像3

ダンボールを持つときに、指を入れる穴が加工の邪魔になるので、逆さまにして全開します。

画像4

カッターの刃の裏を使い、ものさしを使って線を引く感じで、軽く筋を入れます。
段ボールが曲げやすくなります。

画像5

Ⓐの長さは同じです。
幅の狭い面の中心(Ⓐの幅・赤色の線)で谷折りにします。

折り曲げる面を間違えないように。

画像6
画像7

段ボールの底だった面は、最終的に座面になります。
隙間があると穴が開いてしまいます。
2ℓペットボトルの段ボールにおいて、幅の狭い面を谷折りすれば間違わないと思いますが、いろんな種類があるので、確認した方がいいです。

画像8

「画像8」のように折り曲げます。

座面を固定するために、「画像8」の折れ目に切り込みを入れます。

画像9

座面になる部分の折れ目(赤の横線)から上に2.5cm、下に2.5cm
先ほど、折り曲げた線(画像8)に対して
左に0.5cm、右に0.5cm

「5㎝x1㎝」の四角を印します。

画像9

高さ5㎝・幅1㎝の四角を切り抜きます。

画像10

「画像10」のように、
幅の広い面(切り込みが入ってない面)の上から2㎝(赤い線)で山折りします。

これもカッターの刃の反対側で、線を引く感じで傷つけておくと折り曲げやすいです。

画像11

あとは形を整えます。

画像12

幅の狭い面を中に入れ込み、

画像13

座面の部分(画像10で折った2㎝の部分)を差し込みます。

画像14
画像15

完成です。

このままでも椅子として使えますが、ガムテープで固定すると形が安定します。

寸法を測らなくても作れる段ボール椅子

2つ目の椅子は座ったときの安定感が必要で、ものさしがなくても作れる椅子です。

ものさし以外で直線を引ければ代用は可能ですし、無くてもなんとかできます。
使用できる段ボールの種類も幅広く使えるので、いろんな大きさでも作ることが可能です。
ただガムテープがないと固定できないので、必須アイテムになってしまいます。(固定できれば代用はできます。)
他のサイトでも取り上げているので、もしよければ見て頂ければと思います。

参考にした動画
https://www.youtube.com/watch?v=7y2N2jGIAvQ

段ボール椅子の作り方2

画像16
画像17

用意する物

  • 椅子になるダンボール
  • カッター
  • ペン
  • ガムテープ
  • あれば、ものさし(50cmぐらい)、もしくは線が引けるもの
画像18

使用した段ボールはこれ(画像18)になります。

高さ/ 約36.5㎝
幅/ 約25.5㎝
奥行/ 約25.5㎝

ウォーターサーバーで使う水が入っていたダンボール(画像18)です。

シェアNo.1の天然水 プレミアムウォーター
画像19

段ボールの天面で、横幅が狭い面(画像19の赤い線)の中心を、縦に切ります。

本体は切らずに、段ボールの天面だけです。

画像20

切った面が椅子の側面になります。

画像21
画像22

本体の上部、ダンボールの幅の中心から底辺の角へ、
三角形になるようにカッターの刃の裏で、線を引く感じで傷つけます。
折り曲げやすくなります。

今回は見栄えを良くするためにものさしを使っていますが、前述の通り、ものさしがなくても斜線を引けばできます。

画像23

斜めの傷に沿って谷折りします。

画像24

座面になる両サイドの面を重ねます。

画像25
画像26(上から)

ガムテープで貼って固定して完成です。

比べてみた感想

1つ目のダンボール椅子について…

参考にさせて頂いたサイトがこちら
https://diyers.co.jp/articles/cartonstools_a

作ってみて感じたことは、加工の段階で少し手間が掛かってしまいます。
メリットでも書きましたが、ガムテープなどが無くても加工できるので、作り方は覚えておいて損はないと思います。

2つ目の段ボール椅子について…

参考にさせて頂いたサイトがこちら
https://www.youtube.com/watch?v=7y2N2jGIAvQ

正直、2つ目の段ボール椅子の方が重宝すると思っています。
座面も2重になっている分、強度はあります。
ガムテープで固定できれば安定するので、同じ大きさで多数作れれば、ベッドにもなるかと思うほどです。
作り方が簡単で、必要な強度もあるのでおすすめです。

どちらの段ボール椅子も避難所の生活を考えた場合、知っておいて損はないです。
作り方さえ知っておけば、いざ必要になったとき、自分のためや誰かのために作ることもできますし、作り方を教えることも可能です。
非常時に、できる知識を増やしておくだけでも大事ではないでしょうか。

コメント

  1. […] 因みに上の画像はダンボールで作ったトイレになります。参考までにリンクを貼っておきます。https://hibitanblog.net/2%e3%81%a4%e3%81%ae%e6%ae%b5%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%81%a7%e3%81%a4%e3… […]

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