【防災グッズ】ろ過機「ソーヤー SP160」の使い方と購入レビュー

こんなことも防災

非常用の水の保管場所に困っていたので、汚水を浄水に出来ればと思い、ろ過について調べていました。

自作で濾過器を作ってみたのですが、手間がかかる割に少量の浄水という事もあり、ろ過器を購入してみました。

そこで購入した「SAWYER ソーヤー 1ガロン(3.78L) グラビティシステム SP160【日本正規品】」の使い方と、使ってみていくつか注意する点があったので紹介します。

ろ過機を検討中の方は、購入前の参考にしてみてください。

購入した商品 「ソーヤー SP160」

チューブも一緒に購入しました。▼

ソーヤー SP160のパーツ紹介と説明

「SAWYER ソーヤー 1ガロン(3.78L) グラビティシステム SP160【日本正規品】」の各パーツです。

  1. PointONEミニフィルター
  2. 1ガロン(3.78L)パウチ
  3. チューブ
  4. クリーニングカップリング
  5. グレーキャップ
  6. ブルーキャップ
  7. チューブカバー
  8. 洗浄用注射器(針なし)
  9. 日本語説明書兼保証書
パーツ1
パーツ2
パーツ3
パーツ4
パーツ5
パーツ6
パーツ7
パーツ8
パーツ9

ソーヤー SP160使用前に用意する物

  • ろ過した水を入れる容器
  • 河川水の入ったパウチ

ソーヤー SP160の使い方

フィルターの取水口にグレーキャップを付けます。

グレーキャップ取り付け

取り付けたグレーキャップにチューブを繋げます。

開封直後のシリコンチューブは、折れ目が付いていてチューブ内を塞いでいます。

チューブを元に戻して浄水が流れるように空間を作っておきしょう。

グレーキャップにチューブを取り付け

フィルターは、ペットボトルのキャップとサイズが同じです。
付属の蓋付きキャップでも、ペットボトルのキャップでも使うことができます。

止水用のキャップ

重力でろ過するだけなので、指で押さえておくだけでも止水できます。

ただしっかり接続できていないと、緩みがある部分から水が漏れます。

ネジの部分は浅い印象です。

ペットボトルに接続する場合は、クリーニングカップリングを使います。

水を止める時や、ペットボトルを外す時に注意が必要です。

詳しくは後述します。

ブルーキャップを河川水の入ったパウチについているキャップと交換します。

河川水がこぼれないように注意してください。

ブルーキャップをパウチにつける

フィルターに取り付けたシリコンチューブを、河川水が入ったパウチに取り付けます。

パウチとフィルターを繋げる

水が漏れないようにしっかり締めてください。

  • フィルターに付けたキャップをしっかりつける
  • フタをしっかり閉める
  • 河川水のパウチに取り付けた青いキャップをしっかり締める

河川水が入ったパウチを高いところにぶら下げて、ろ過した水を容器で受けます。

重力を使って濾過

ろ過した水は、重力で流れ落ちるため、フィルターをパウチより高く上げれば水は止まります。
指で塞ぐだけでも止水できます。

「ソーヤー SP160」ペットボトルと接続した場合の注意点

ペットボトルなどに接続した場合は、密閉されるため、
ペットボトルの接続部分を緩めて圧を抜かないと、いずれ水が止まります。

ペットボトルに接続した場合
  • 接続部分を緩めて水を出す
  • 接続部分を締めて水を止める

浄水が7割程度を目安に、接続部分をしっかり締めて止水します。

水が止まったことを確認してから、
接続してあるペットボトルをパウチより高い位置で外します。

ペットボトルから外す場合は、水がこぼれないように注意してください。

  1. 水が止まったら、パウチより高い位置で外す。
  2. フィルターにキャップを取り付け止水する。

ろ過した水を受ける容器のサイズが大きいと、一回でろ過できる量が多くなるので良いのですが、脱着時に水がこぼれやすくなります。

今回は、500mlのペットボトルを使った場合の注意点になります。

フィルター側を捻るとシリコンチューブをねじってしまうため、
ペットボトル側を回して取り付けました。

  • ペットボトルを回して取り付け

クリーニングカップリングは、ペットボトル側をしっかり締めると、
反対側のネジの部分はあまり残らないため、ペットボトルを半分程度まわせば外れます。

なので、フィルター側は外れやすいです。

クリーニングカップリングはペットボトル側に装着した状態で外す

パウチより高い位置でペットボトルを取り外す

外したらフィルター側にキャップをして止水します。

ソーヤー SP160のフィルター洗浄

洗浄をすることで、フィルターの交換が不要になります。

注射器に水(ソーヤーSP160で作った浄水)を入れ、フィルターの吐水口に押し当てます。

注射器を押して、フィルターにたまったものを取り除きます。

汚れが溜まった場合、フィルターを洗浄

クリーニングカップリングを取り付ければ、注射器を使わずにペットボトルで洗浄ができます。

フィルターはメンテナンスをすれば、38万リットルの水をろ過することができるそうです。

ソーヤー SP160 の使用上の注意

取り扱い説明書からになります。

使用上の注意が多いのですが、使用できない条件があるので、一度目を通してください。

  • 吐水口キャップは清潔にしてください。
  • 水の適正温度は約5°℃~40°℃です。
  • 破損したフィルターは絶対に使用しないでください。
  • 塩分を多く含んだ水には使用できません。
  • 水にとけているカルシウムやマグネシウム、重金属等を含む溶解固形分や放射性物質、細菌よりもさらに微細なウィルスは当フィルターでは除去できません
  • 魚類などが生息できない水(生活排水・工業排水)や
    有害物質を混ぜた水、油分など水以外の液体等には使用しないでください。
  • 長期間放置し、フィルター内に水が流れにくい場合は、しばらくぬるま湯につけてから洗浄してください。
  • フィルターの収水口にカルシウムが白い固形物として付着した場合、
    30分程度酢につけてから洗浄してください。
  • パウチを過度に押すと破損する事があります。

ソーヤー SP160 を使ってみて

今回ご紹介した「ソーヤー 1ガロン」ですが、使ってみたところ使用上の注意が多い分、
いつでもどこでも使えるという訳ではないようです。

バクテリアや微生物など、有害な病原菌を除去する能力は高いので、使用上の注意さえ守れば非常時の水の確保に役立つアイテムです。

「ソーヤー SP160」 を持って、川でキャンプやBBQをしたとき、川の水が使えると用意の手間も負担も減るのではないでしょうか。

ろ過した水は、飲料水にできる場合もあるみたいですが、生活用水や湯せんなどでの使用をおすすめします。

こういったアイテムは防災でも役立つので、減災のために一つあると安心です。

今回購入したソーヤーSP160の他に、500mlのパウチやフィルターの柄が違うものもあります。

似た商品で違うメーカーからも出ています。

そちらと比較してみてはいかがでしょうか。

ソーヤー SP160と関連商品の紹介

コメント

タイトルとURLをコピーしました