【毒虫図鑑】ヒアリに刺された時の症状、応急処置

慌てないための防災

地球温暖化で外来種も住みやすくなってしまった日本。普段の日常にも危険が潜むようになっています。

ヒアリが最初に発見されたのが2017年だそうです。
最近では、あまり話も聞かなくて、特徴や被害など忘れていました。

もし遭遇した場合、どんな被害があるかを知らないと、問題を軽く見てしまいますよね。

この記事では、被害を受けた場合の症状や、応急処置はどうしたら良いのかを調べて書いてあります。

ヒアリの外見の特徴も書いてありますので、実際遭遇したときに見分ける参考になるかと思います。

港から積み荷に紛れて日本に来たので、お住まいの近くに港があり、昆虫好きなお子さんがいる場合には、特に役立つ内容かと思います。

今回の記事をきっかけに、お子さんとヒアリを話題にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

攻撃性が強い殺人アリ「ヒアリ」

ヒアリが確認された場所

  • 東京
  • 埼玉
  • 神奈川
  • 静岡
  • 愛知
  • 大阪
  • 京都
  • 兵庫
  • 岡山
  • 広島
  • 福岡
  • 大分
  • 佐賀

南アメリカ原産のアリで、外国からの船にまぎれて日本に来たみたいです。
港などで見つかっています。

ヒアリの大きさ

体長は2.5~6mmです。

ヒアリの特徴

体色は赤茶色で腹部は黒っぽい赤
よく見かける黒いアリより、ヒアリは一回り以上大きいです。
背中に小さなコブが2つついています。

毒性はスズメバチに近いので、刺された場合、アレルギー反応がでる場合があります。

毛や皮膚に咬みついて体を固定し、針を刺し込んで毒を注入します。
針を数回続けて刺すことが多いそうです。

ヒアリによる被害が多い季節

春から夏にかけて活動が活発だそうです。

ヒアリによる被害と症状

ヒアリは大きな顎で皮膚に咬みつき、腹部の毒針で刺します。

激痛とともに患部が赤く腫れあがり、10〜12時間後に膿をもつ発疹が現れるそうです。
この膿をもつ発疹ができることが、ヒアリに刺された場合の特徴になります。
症状が軽い場合であれば、患部に痒みを感じる程度で、2ヶ月程度で治るそうです。

  • 熱いと感じるような、激しい痛み
  • かゆくなり、膿がでる
  • 腫れる
  • 全身がかゆくなる(じんましん)
  • 息苦しさ、声がれ、激しい動悸やめまい、意識を失うこともある(アナフィラキシー)

薬や食物、毒素などが体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。

血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

ヒアリの毒の影響には個人差があり、体調に変化がないか確認する必要があります。

ヒアリに刺された場合の応急処置

ヒアリの毒の影響には個人差があるため、20~30分程度安静にして体調に変化がないか確認してください。

体調が悪化した場合、症状が急速に進むため、一番近くの病院を受診しましょう。

受診する際に伝えること

  • アリに刺されたこと
  • 刺された時間
  • アナフィラキシーの可能性があること

上記の内容を伝えて、すぐに治療してもらいましょう。

医療機関に行くまでの時間、安静にしている時間にポイズンリムーバーがあれば、毒の除去に使用してください。

ポイズンリムーバーについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
まずはコレ!毒虫に刺されたときの対処法「ポイズンリムーバー」
ポイズンリムーバー購入レビュー

まとめ

  • 体は赤茶色で腹部は黒っぽい赤
  • 一般的なアリより、一回り以上大きい
  • 背中に小さなコブが2つ
  • 膿をもつ発疹ができる
  • ヒアリの毒の影響には個人差があるため、20~30分程度安静にして変化を確認
  • アリに刺されたことを伝えて医療機関で診てもらいましょう。

赤っぽい大きいアリには気を付けましょう。

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