この記事を見れば、オオスズメバチの特徴と、被害に遭った場合の応急処置が分かります。
ハチと遭遇してびっくりした経験はあるのではないでしょうか。怖いですよね、特にオオスズメバチ…家の庭にいたら恐怖でしかないです。
今回の記事はオオスズメバチがどんな場所にいて、どんな危険があるか知ったうえで、どう対処するべきかを紹介します。
刺された場合の応急処置も書いてあります。
休日の登山やキャンプといった場合でも、オオスズメバチと遭遇することもあります。
普段の生活でも遭遇する場合があるかもしれませんが、昆虫好きのお子さんをお持ちのご家族、レジャーを楽しむ方のために参考になればと思っています。
参考資料
獰猛な昆虫「オオスズメバチ」

オオスズメバチの生息地
オオスズメバチの分布は、北海道、本州、四国、九州となっており、至る所に生息しています。
木の穴や地中に巣をつくります。
オオスズメバチの大きさ
- メスの体長は37〜45mm
- 働きバチの体長は、27〜37mm
オオスズメバチの特徴
ハチの毒針は、産卵管という卵を産むための器官が変化したものです。
そのため、オスには毒針はなく、刺すのはメスだけです。
目立つ黄色と、黒のシマ模様で、頭に黒い斑紋はありません。
日本で最も大きいハチで、攻撃性が強いです。
平地から山地の森林などに生息していて、昆虫やクモ類を狩り、樹液や熟した果実にも集まります。
秋にはミツバチなどの巣を集団で襲うことがあります。
9月〜10月頃は興奮しやすくなります。
巣に近づと攻撃されるので、ゆっくり後ずさりをして立ち去るようにしましょう。
近づいた場合、周りを飛び回り、大アゴでカチカチと音をさせて威嚇してきます。
オオスズメバチによる被害が多い季節
夏〜秋になります。
9〜10月の巣が大きくなる頃、興奮しやすいので近くを通るのは危険です。
オオスズメバチによる被害と症状
- 激痛や腫れ
- 血流で毒が脳に入り頭痛を起こす
- かゆみ
- 患部が腫れる
- 血圧の低下
- 呼吸困難
スズメバチ類による被害では、年間数十名の死亡事故があるそうです。
オオスズメバチによって、亡くなった方のほとんどが、アナフィラキシーによるものだそうです。
薬や食物、毒素などが体に入ってから、短時間で起こることのあるアレルギー反応です。
じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が、急に起こります。
血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。
オオスズメバチに刺された場合の応急処置
被害に遭った場合、先ずは巣から離れます。
傷口をつまんで、毒液を絞り出しながら水で洗い流しましょう。
ポイズンリムーバーも役立つアイテムです。ポイズンリムーバーで毒液を取り除き、水で洗い流すと良いでしょう。
ハチの毒は水溶性で、幹部を絞りながら水に流せば、腫れや痛みを軽減することができます。
ポイズンリムーバーについては、こちらの記事で説明しています。よろしければ見てみて下さい。
>まずはコレ!毒虫に刺されたときの対処法「ポイズンリムーバー」
>ポイズンリムーバー購入レビュー
応急処置のあとは、医療機関での処置を受けてください。
可能であれば、氷などで患部を冷やしておくことが良いそうです
まとめ
- オオスズメバチを見かけたら離れましょう。特に9月~10月頃は危険です。
- カチカチと音をさせていたら、近くに巣があります。 ゆっくり後ずさりをして立ち去りましょう。
- もし刺された場合は、毒を取り除き、水で洗い流しましょう。
- 応急処置のあとは、医療機関で診てもらいましょう。
山に出かける場合は、オオスズメバチに気を付けましょう。
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