【防災知恵袋】地震に備えて防災知識を知っておこう!

想像する防災

日本に住んでいると、どうしても地震を避けることができません。
そこで、震災に特化した対策や、過去の震災情報を被災状況に併せてマトメてみました。

いずれ大地震が起きる…といって備えるわけですが、
実際、他人事のような気になってしまっていないでしょうか?

直近では、南海トラフで発生する地震が危惧されています。

被害想定は個々の判断であったりするので、各々で備えるにしても、
軽視なのか、重視しているのかと、それぞれのさじ加減といったところではないでしょうか。

ですが今一度、地震について理解を深められれば、
自分のため、周りの人のためにもなります。

この記事をみれば、地震はどうやって起きるのか、
地震に関するリスクはどんなものがあるのか、

そういった地震に関する知識を深めることができます。

少しですが防災ライフハックも書いています。

被害状況にもよりますが、対策になる知識でもあります。

今住んでいる地域へのリスクや、今後住もうかとしている地域でのリスクもわかるかもしれません。

地震について心配な方、
防災について考えている方、
今住んでいる土地のリスクが気になる方は、ぜひ読んで頂ければと思います。

参考資料

  • 自衛隊防災BOOK2
  • 新しい防災のきほん事典

地震のメカニズムを知る

日本周辺では、
海のプレート(太平洋プレート、フィリピン海プレート)が、
陸のプレート (北米プレート、ユーラシアプレート)の方へ
1年あたり数cm の速度で動いており、陸のプレー トの下に沈み込んでいます。

国土交通省「南海トラフ地震とは」より引用

このため、日本周辺では、複数のプレートによって複雑な力がかかっており、世界でも有数の地震多発地帯となっています。

地球の表面は14~15枚の岩盤「プレート」で覆われています。

プレートはその下で対流しているマントルに乗ってそれぞれ移動し、あちこちでぶつかりあっています。

このぶつかる場所に強い力が働くため、地震が引き起こされます。

地球は、中心から、核(内核、外核)、マントル(下部マントル、上部マントル)、地殻という層構造に なっていると考えられています。

このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは硬い板状の岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。

地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。

気象庁サイト「地震が起こるのはなぜ? ‐プレートテクトニクス‐」より

地震は、震源の場所によって「海溝型地震」と「内陸型地震」に分けられます。

地震の強さ「マグニチュード」と「震度」を知る

地震の強さを表現する上で、「マグニチュード」と「震度」という指標が使われます。

マグニチュードとは、地震の規模

マグニチュードとは、地震が発するエネルギーを数値化したもので、地震の大きさ(規模)です。

値が大きいほど地震の規模は大きく、エネルギーも強くなります。

震度とは、地震による揺れの強さ

震度は地表のある地点で観測された地震による揺れの強さを表しています。

1つの地震にマグニチュードは1つですが、震度は観測地点によって異なります。

マグニチュードが大きければ震度も大きい訳ではなく、震度は震源からの距離や地盤、地形などに影響されます。

震源から近く、地盤が柔らかいほど揺れが大きくなる。

マグニチュード(M)と震度は10段階の数字で表され、マグニチュード10は地球で起こりうる最大規模の地震と想定されています。

また、日本ではマグニチュード7以上を大地震と呼びます。

震度0 
  • 震度計が計測するだけ。
震度1
  • 屋内で静かにしていれば、わずかに揺れを感じる人もいる。
震度2
  • 屋内で静かにしている人の多くが揺れを感じる。
震度3
  • 歩行中でも揺れを感じることがある。
  • 食器棚の食器が音をたてることもある。
震度4
  • ほとんどの人が揺れに驚く。
  • 電線が揺れる。
震度5弱
  • 恐怖を感じて、何かに掴まりたいと思う。
  • 棚の中のものが落ちてくる。
震度5強
  • 何かに掴まらないと歩けない。
  • 家具が倒れることもある。
震度6弱
  • 立てない。
  • ドアが開かなくなる。
  • 屋外のタイルや窓ガラスが破損して、落下することもある。
震度6強
  • 揺れの翻弄され、這わないと動けない。
  • ブロック塀も壊れることがある。
震度7
  • 固定していない家具のほとんどが倒れる。
  • 補強されたブロック塀も壊れる。

地震によって起きる4つの被害

地震によって起きる土砂災害

地震の強い揺れや断層のズレは、山地や造成地の斜面崩壊を引き起こすことがあります。

このとき、土砂が水分などを含んで流れ下ると、土石流となります。

また、土砂で川の水がせき止められて湖ができ、それが決壊すると洪水が起きることもあります。

平成11年 梅雨前線・低気圧(6/23~7/3)

 広島県での被害状況 >164箇所の土砂災害

  • 全壊~床下浸水 >4,736棟
  • 死者・行方不明者 >32名
  • 負傷者 >54名
平成23年 台風12号・前線(8/30~9/6)

全国での被害状況 >208箇所の土砂災害

  • 全壊~床下浸水 >26,102棟
  • 死者・行方不明者 >98名
  • 負傷者 >113名
平成26年 前線(8/15~8/20)

広島県での被害状況 >167箇所の土砂災害

  • 全壊~床下浸水 >4,769棟
  • 死者・行方不明者 >75名
  • 負傷者 >102名

地震により発生する津波

海底にある陸のプレートと海のプレートがズレると、海面も海底の動きに伴って一気に上下します。

これが波となって周囲に広がっていく現象を津波といいます。この波は莫大なエネルギーを持ち、水深が深いほど速く伝わります。

かつてチリの地震津波(1960年)が1日経って沖縄に到達し大きな被害を与えたように、震源地から遠い場所にも到達することがあります。

津波からの非難は、「自分の命は自分で守ること」が大原則

津波が起きたら各自がてんでバラバラになって高台(避難場所)に走って逃げなさい、という教訓があります。

家族を迎えに行ったり、待ったりせず、「自分の命は自分で守ること」を第一に考えましょう。

事前にこの意識を家族で共有していれば、安心して自分の身を守る行動に専念することができます。

地震による液状化

地盤が液状化すると地面が沈下したり、道路などに亀裂や陥没が生じることがあります。
建物を支える力がなくなるため、場所によっては家屋や電柱が傾くなどの深刻な被害をもたらします。

液状化とは

液状化とは、緩く堆積した砂地盤が、地震などの強い揺れに襲われたとき、
砂の粒子がバラバラになり、一時的に水に浮いた状態になって、
地盤が夜体のように軟らかくなる現象のこと。

  • 旧河道(きゅうかどう)
  • 旧池沼(きゅうちしょう)
  • 埋立地
  • 大河川の沿岸
  • 沢埋め盛土の造成地

上記の土地は液状化しやすいです。

とくに低地の造成地や埋立地は要注意です。

ハザードマップでライフスタイルに関わる土地の情報を確認できます。

地名に隠されたヒントがあります。
先人たちがその土地の特徴から地名を名付けたものが多く見られます。

「沼」「池」など、水に関連する漢字が入っている地名は、
かつてその場所が、湿地帯などの氾濫平野であったことを示している場合があります。

こうした場所は、大雨や地震が発生した際に、浸水や液状化などの被害出る可能性があるので、念頭に入れておきましょう。

また、新興住宅地などによくある「光」「希望」などのきれいな単語を使った地名。
こうした場所は、その昔災害を示唆して先人たちが名付けた地名を、印象のよいものに改名している場合があるので、要注意です。

自分の住んでいる地域の旧地名は役所やインターネットでも調べられるので、一度調べてみてはいかがでしょう。

気になる地名の漢字

1993年 釧路沖地震(M7.5)
1993年能登半島沖地震(M6.6)
1993年北海道南西沖地震(M7.8)
1994年 北海道東方沖地震(M8.2)
1994年三陸はるか沖地震(M7.6)
1995年 兵庫県南部地震(M7.3)
1997年鹿児島県北西部地震(M6.6)
1999年秋田県沖の地震(M5.4)
2000年鳥取県西部地震(M7.3)
2001年芸予地震(M6.7)
2003年宮城県沖の地震(M7.1)
2003年宮城県北部の地震(M5.6, 6.4, 5.5)
2003年十勝沖地震(M8.0)
2004年新潟県中越地震(M6.8)
2004年釧路沖地震(M7.1)
2005年福岡県西方沖地震(M7.0)
2005年宮城県沖の地震(M7.2)
2007年能登半島沖地震(M6.9)
2007年新潟県中越沖地震(M6.8)
2008年岩手・宮城内陸地震(M7.2)
2011年東北地方太平洋沖地震(M9.0)

地震によっておこる火災

地震による二次災害で多いのが火災です。

1923年の関東大震災では、地震が起因の大火災で多くの人が焼死しました。

また、1995年の阪神・淡路大震災でも、293件の火災が発生しています。

東日本大震災での火災の発生原因では、半数以上が電気火災です。

半数以上が発熱機器に覆いかぶさった衣類などへの着火や、電気配線のショートなどの電気関係です。

また、ガソリンなどを扱う工場では、地震のはずみで引火し爆発、火災になったケースも見られます。

地震に関する6つのライフハック

参考にした資料についてはこちら▼

自宅で、大地震が起きたらトイレに避難しましょう。

トイレは家の中で、玄関と同様に安全と言われる場所。

4本の柱で支えられて頑丈、さらには窓ガラスなどの飛散物もあまりないため、このように言われています。

ただし、揺れで扉がゆがみ、閉じ込められる恐れがあるため、扉は必ず開けておくように。

帰宅出来たとしても、土足のまま家に入りましょう。

屋内は飛散した窓ガラスや食器などが散乱し、ケガをする可能性があるため、必ず靴を履いたまま入りましょう。

フラットシューズはソールが薄いので、避けたほうが良いです。

自衛隊員の半長靴は非常に丈夫な造りのため、地震や大雨などの状況下でも足を守るそうです。

大地震に備えて家族の集合場所を決めておく

電話などがつながらず、安否確認ができない、会えないというケースを回避するため、避難場所などの家族の集合場所を決めておくと良いでしょう。

「午前9時、午後3時に、避難場所の●●小学校の西門に集合」など、時間とより細かい待ち合わせ場所を決めておくとベスト。

こちらも参考に見てみてください。▼


車で大地震にあったら、道路の左端に停車し、ハザードランプを点灯

ひとりひとりが落ち着いて正しい行動をとり、事故を起こさないことが大切です。

パニックになり、揺れている最中に車から飛び出す人がいますが、これは絶対にやめましょう。

最初にとるべき行動は、減速しながら道路の左端に移動して停車ハザードランプを点灯させることです。

揺れが収まったら、ラジオや構帯で情報収集しつつ、車を駐車場などの安全で広い場所へ移動しましょう。

被害状況によっては、キーをさしたまま、車をその場に残し、貴重品を持って避難することも頭に入れておきましょう。

火事から、逃げる時の基本「手や布などで鼻と口を覆い、煙を吸わない」

火事の際、実は、炎よりも気をつけなくてはいけないのは「煙」

この厄介な煙を吸わないために、自分の体や身近なアイテムを積極的に使いましょう。

煙は白い煙、黒い煙ともに一酸化炭素を含みますが、より多くの一酸化炭素を含む黒い煙を吸うと、一酸化炭素中毒になって亡くなることもあります。

避難の際はを吸わないよう、手やハンカチ、タオル、服の袖で鼻と口を覆うことが大事です。

頭からすっぽりかぶるフードタイプの防煙器具を使っても良いかもしれません。

「ハンカチやタオルを水で漏らして、鼻と口を覆うといい」という声もありますが、実は漏らしても、防煙効果が上がるわけではありません。

むしろ、息苦しさを感じやすくなることも。

漏らす時間があるなら、一刻も早く逃げることを優先しましょう。

大地震による二次災害を防ぐ方法「ブレーカーを落とす」

地震で停電した後、電気が復旧した際に発生する火災を「通電火災」と言います。

先述しましたが、阪神・淡路大震災時は通電火災が多発しました。

通電火災を防ぐには、ブレーカーを落とすことが最優先です。

特に避難所に移動する時など、長期的に自宅を留守にする場合は必ず行いましょう。

また、電気ストーブやオーブントースターなどの電化製品は、電源をオフにし、さらにプラグも抜いておくとより安心です。

地震に備えて防災知識をマトメてみて

地震のメカニズムから、地震によって起きる4つの被害、それらに役立つ6つのライフハックを紹介しました。

被害状況は多岐にわたるため、どうしても知識が必要になってしまいます。

今回の記事は、地震にフォーカスした内容ですが、これらの情報は一部であり、地震に関する情報・被害事例・防災の知恵などは、まだまだたくさんあります。

一部をピックアップして紹介した感じですが、すこしでも役立つ情報になればと思います。

もし気になる内容があれば、一度本の購入なども考えてみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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