庭のお掃除や、お子さんと公園で遊んでいるとき、毛虫に遭遇した経験はあるのではないでしょうか。毛虫もいろんな種類があります。その中でも毒を持つ蛾の幼虫もいます。
最近、勝手口へいく途中で毛虫を発見しました。
とても嫌でしたね…
今回はそんな毒を持つ蛾、またその幼虫について調べてみました。
この記事を見て頂ければ、毒を持つ蛾に対して、どんなことをしてはいけないのか、どんな特徴があるのかを書いてあります。もし刺された場合に対応できるかと思います。
いろんな場所で遊ぶお子さんは特に、毒虫によるリスクは必ずあります。
親子でちょっとした知識として頭の中に入れてみてはいかがでしょうか。
参考資料
幼虫から毒毛を持つ蛾「ドクガ」

ドクガの生息地
分布は北海道、本州、四国、九州と広範囲で生息しています。
ドクガが開張した大きさ
オスは25~33㎜で、メスが37~42mmになります。
ドクガの特徴
若い幼虫は黄色、サナギになる前の幼虫は全体が黒くなり、オレンジ色の帯がはっきりします。
幼虫には毒毛があります。
成虫もその毛を体につけていて、飛んでまき散らします。
また幼虫や成虫の死骸でも、毒毛がなくなる訳ではありません。触れてしまった場合、被害を受けてしまうので、皮膚に接触しないようにしましょう。
幼虫は100種類以上(サクラ、バラ、クヌギなど)の植物を食害します。
ドクガによる被害が多い季節
事故の起こりやすい季節は春〜秋にかけてです。
成虫は年1回6〜8月に出現し、平地や低山地でよく見られます。
ドクガによる被害と症状
毒毛に触れたところを擦ると、皮膚に刺さって皮膚炎を起こします。
赤く腫れて痛みや痒みがあり、頭痛や熱が出ることもあります。
毒毛に覆われた蛾「チャドクガ」

チャドクガの生息地
分布は本州、四国、九州とされており市街地にも多くいます。
北海道が含まれていない分、ドクガよりは狭い分布となっていますが、広範囲です。
チャドクガが開張した大きさ
オスは24〜26mm、
メスは27〜35mmとなります。
チャドクガの特徴
ドクガよりはやや小型になります。
頭が黄色で、体は薄い黄色、黒っぽい斑紋がつらなっています。
成虫は、平地や低い山地で7月〜10月に年2回出現し、幼虫の体長は約25mmで、4〜6月と7~9月に見られます。
チャドクガによる被害が多い季節
事故の起こりやすい季節は春〜秋です。
チャドクガによる被害と症状
チャドクガの幼虫は、チャノキ、ツバキ、サザンカなどの葉を食害するため、庭や公園で手入れの際に毒毛に触れて、被害にあうことが多いそうです。
ドクガ・チャドクガに刺された場合の応急処置
患部をよく洗い流してから、虫刺されの薬を塗ってください。
じん麻疹が出た場合、抗ヒスタミン剤含有のステロイド軟膏を塗ってください。
- 抗ヒスタミン >アレルギー反応を抑える作用
抗ヒスタミンについてこちらから - ステロイド >炎症を鎮める働き
ステロイドについてはこちら
毒毛が刺さっているようなら、粘着テープ、またはポイズンリムーバーで毒毛を取り除いて下さい。
患部をよく洗い流してから、虫刺されの薬を塗ってください。
また、眼に入った場合は、水で十分洗い流してから眼科へ行きましょう。
ポイズンリムーバーについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
>まずはコレ!毒虫に刺されたときの対処法「ポイズンリムーバー」
>ポイズンリムーバー購入レビュー
ひどい症状の場合は、医療機関で診てもらいましょう。
ただ患部を触れないように注意してください。あまりにも症状がひどい場合は、医療機関で診てもらいましょう。
■注意
患部は、絶対にこすらないでください。毒毛を取り除きたいので、こすって奥まで入り込まないように気を付けてください。
毒毛は皮膚に残ることが多いので、患部を触ってはいけません。
まとめ
ドクガ、チャドクガともに幼虫・成虫に毒毛があります。
毛のついた蛾がいた場合は、離れましょう。毒毛をまき散らします。
もしドクガ・チャドクガに刺された場合、粘着テープなどで取り除きましょう。患部を素手で触ってはいけません。
ポイズンリムーバーを使用した場合、素手で洗うことは避けておきましょう。
庭木の手入れなどは、ドクガ・チャドクガに気を付けましょう。
コメント