危険な毒グモ「セアカゴケグモ」が発見されて、危険な外来種が徐々に増えてきています。
そんな中、うちの子の場合いたずらしそうで気になりましたね。なにせ何でも拾ってくるし、昆虫好きですから。
結構、小学生であれば昆虫好きなお子さんって多いのではないでしょうか。そうなると「毒グモ」の特徴や、何をすると危険かを知ってもらえると少しは安心ですよね。
数か月前に職場でも発見されました。
噂の「セアカゴケグモ」です。やはり本物を見ると身近にことだと実感しますね。
今回はそういった事もあり、毒グモ「セアカゴケグモ」「ハイイロゴケグモ」について調べてみたので、その内容を記事にしています。
これを見れば、毒グモの特徴やどういった場合に被害を受けるのか、もし被害を受けてしまったらどうするべきか…といったことが分かります。
毒虫に対してリスクを少しでも減らせるように、お子様と話せるきっかけになれば嬉しいです。
参考資料
オーストラリア原産のクモ類「セアカゴケグモ」

セアカゴケグモの生息地
今ではもう各地で生息確認ができている外来種「セアカゴケグモ」
本州が分布になっています。
日当たりのよい場所の側溝、花だん、墓石などのすき間に生息しています。
セアカゴケグモの大きさ
体調はオスが3〜5mm、メスは10mm前後になっています。
セアカゴケグモの特徴
日本では1995年に初めて見つかりました。
体色は黒く光沢があり、砂時計の形のように見える赤い帯があります。
習性は大人しいので、そばを通っただけで襲うようなことはないですが、素手で掴んだり、巣に触れたりすると咬まれます。
毒は強く、咬まれたときには激しい痛みがあり、赤く腫れて、はき気、目まいなどの症状が現れ、呼吸困難などになる場合もあります。
毒を持っているのはメスだけで、オスは毒を持っていません。
セアカゴケグモの活動時期
1年を通して活動していると考えていいです。
日本では夏が繁殖時期とされ、8~10月が最も多く発見されています。
ただ冬でも発見されているため、活動時期は1年中だと思っておいた方がいいかと思います。
セアカゴケグモに咬まれた場合の被害と症状
毒は強く、咬まれると針で刺されたような痛みがあります。
- 赤く腫れて熱く感じる
- 吐き気
- めまい
- 発汗
- 発熱
- 発疹
- 脱力感
- 筋肉痛
- 頭痛など
- 呼吸困難になる場合もある
上記の症状があります。
攻撃性はないが特定外来生物「ハイイロゴケグモ」
セアカゴケグモ生息調査で発見されました。
こちらも危険な外来種です。

ハイイロゴケグモの生息地
分布は本州・九州・沖縄となっています。
セアカゴケグモより広域で生息していて、側溝の中や隙間、ベンチの隙間などに生息しています。
ハイイロゴケグモの大きさ
オス3〜5mm、メス10mm前後でセアカゴケグモと同様、メスの方が大きいです。
ハイイロゴケグモの特徴
体は褐色(暗い黄赤)から灰色で個体差があり、腹部の背側に並んだ白点と黒点が特徴
毒と症状は、セアカゴケグモよりも弱いですが、同様です。
ハイイロゴケグモの活動時期
こちらもセアカゴケグモと同様で1年中活動しています。
ハイイロゴケグモに咬まれた場合の被害と症状
セアカゴケグモ同様で、咬まれた場合の症状は同じです。
- 針で刺されたような痛み
- 赤く腫れて熱く感じる
- 吐き気
- めまい
- 発汗
- 発熱
- 発疹
- 脱力感
- 筋肉痛
- 頭痛
- 呼吸困難
上記の症状があります。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモに刺された場合の応急処置
直ちに病院へ行き、セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモに咬まれたことを伝えて診てもらいましょう。移動時間にポイズンリムーバーなど、毒を取り除く器具があれば利用しましょう。
痛みを緩和するために、局所を冷やすのは良いですが、咬まれた局所を包帯等で強く圧迫するのは、痛みを増強させるだけです。
すべての症状に対して最も有効なのは、抗毒素による治療です。
医療機関で診てもらいましょう。
大阪府立衛生研究所などでは抗毒素血清が配備されているそうです。
ポイズンリムーバーについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
>まずはコレ!毒虫に刺されたときの対処法「ポイズンリムーバー」
>ポイズンリムーバー購入レビュー
まとめ
毒グモ(セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ)は 側溝の中や隙間などに生息しています。
発見したら保健所に連絡しましょう。
毒はメスだけが持ち、オスはありません。
体長はどちらの毒グモも、メスがオスの倍ぐらい大きいです。
こちらから危害を加えなければ、襲われることはありません。
毒は強いので、毒グモに咬まれたことを医療機関へ伝えて、すぐに診てもらいましょう。
側溝や自動販売機、室外機などの隙間からクモが出てきた場合は注意しましょう。
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