浄水器って名前なんだから、飲み水ができて当然だと思いますよね?
ですが、濾過しても飲めない場合がありました。
非常用の水はとても大切なので、備える量は多くなってしまいます。
家族みんなのことを考えると、保管スペースの問題もあります。
そこでポータブル浄水器を購入してみて、非常用の飲料水を別の形で確保できるか検証しました。
結果は、タイトル通り飲めませんでした。
今回の記事では、どんな水でも濾過すれば飲めるわけではないことと、
飲用以外の目的であれば、有効に活用できることを記事にしています。
この記事を読んで頂ければ、購入前の判断材料になりますし、飲用以外の使い方も分かります。
もしもの時の備えに参考になるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
購入したポータブル浄水器を紹介

高評価が多かったことと、バクテリアや微生物を99.9%除去できるということで購入してみました。
もう少し小さいサイズもありますので、家族構成を考えて用意してみてください。
使い方に関しては、別の記事で書いています。
もし良ければ参考に見てみてください。
自作ろ過装置で浄水を作ることは大変
そもそも濾過自体、体験したことがなかったので一度試してみました。

初めに汚水に浮かぶゴミを取り除いてから、ろ過してみました。
確かにキレイな水にはなりました。
ただ時間がかかった上に少量の浄水。
しかも濾過装置を作ること自体、大変でした。
非常時を考えると、現実的ではありません。
ソーヤーSP160で作った浄水
購入した「ソーヤーSP160」を使って
ろ過した結果です。
用意した河川水がこちらになります。▼

落ち葉のせいか、着色していました。
家の外に放置されていたバケツに、汚れた雨水があったのでこちらも試してみました。
こちらがその結果です。▼


見た目では正直、変化が分かりません。
飲料水としては考えにくいです。
液化しているものはろ過しても取り除けない
河川水なら何でも使える訳ではないようです。
- 吐水口キャップは清潔にしてください。
- 水の適正温度は約5°℃~40°℃です。
- 破損したフィルターは絶対に使用しないでください。
- 塩分を多く含んだ水には使用できません。
- 水にとけているカルシウムやマグネシウム、重金属等を含む溶解固形分や放射性物質、細菌よりもさらに微細なウィルスは当フィルターでは除去できません。
- 魚類などが生息できない水(生活排水・工業排水)や
有害物質を混ぜた水、油分など水以外の液体等には使用しないでください。 - 長期間放置し、フィルター内に水が流れにくい場合は、しばらくぬるま湯につけてから洗浄してください。
- フィルターの収水口にカルシウムが白い固形物として付着した場合、
30分程度酢につけてから洗浄してください。 - パウチを過度に押すと破損する事があります。
ポータブル浄水器は飲用以外で使える防災アイテム
非常用の飲料水が目的でしたが、考えてみると生活用水の用途も多くあります。
- 洗顔
- 手洗い
- 洗髪
- 食器洗い
- 洗濯
生活用水に関する記事はこちらで書いています。
もし良ければ参考にしてみてください。▼
もしもの時、飲料水は大事なので備えておく必要があります。
特に断水した場合には、生活用水も必要です。
飲料水は保管できても、生活用水まで備えておくことはなかなか難しいです。
細菌やウィルスを考えると、どんな水でも使える訳ではありません。
感染症や、傷口から混入して破傷風などになる危険があります。
ポータブル浄水器を購入してみて
本来であれば汚水が飲用できるといった記事を書きたかったのですが、残念な結果になってしまいました。
周辺にキレイな川があって、その水を使うことが出来れば、飲用としても考えられますが、
周辺にそういった川がない場合、飲用としては難しいです。
水質によっては飲料水にならないこともある
ポータブル浄水器の購入が、飲用目的の場合は気を付けておく必要があります。
どんな水でも飲料水になる訳ではありません。
ただ濾過した水の判断が難しいようであれば、断水時の生活用水として使うことができます。
生活用水として使える
生活用水と一言で言っても、いくつかの用途があります。
断水時を考えた場合、いくら非常時とはいえ生活用水をすべて汚水で代用するには無理です。
とはいえ、備蓄しておいた飲料水を生活用水に使うのは勿体ないです。
飲料水は飲料水として備えておき、
生活用水には、ポータブル浄水器を使えば作れるということを覚えておくと、非常時の水を上手に備蓄しておくことができます。
- どんな水でも ろ過すれば飲めるわけではない。
- 飲めない浄水は、生活用水で使う
水の節水する方法はこちらの記事に書いてありますので、
良ければ見てみてください。▼
料理で湯せんする場合は、こちらの記事も参考にしてみてください。▼
浄水をつくって楽しむ
災害時にも普段の生活に近づけることが出来れば、ストレス軽減になります。
ご家族でアウトドアを楽しむ機会があれば、一度ろ過してみるのもいいかもしれません。
子供と触れ合って非常時の対策に役立てられれば、一石二鳥ではないでしょうか。
今回紹介した商品を購入してみて、子供と一緒に浄水をつくって楽しんでみてはいかがでしょうか。
ここまで読んで頂いて、ありがとうございました。
コメント
「簡易浄水器が使えない」んじゃなくて
「簡易浄水器を使って安全な飲水を作り出すだけの頭脳がない」だねw
簡易浄水器では取り除けない成分を予め分離しておけばいいし、簡易浄水後に残ってしまう成分を取り除けばいい
浄水器にも得手不得手があるので一回の浄水で全部取り除くのが不可能なのは常識
マニアックとか言ってて全然マニアックじゃないw
その方法を教えてあげようか?w
コメントありがとうございます。
私の書いた記事で不愉快な気分にさせてしまったこと、大変申し訳ございませんでした。
確かにおっしゃる通りで、残念ながら浄水器、もしくは浄水について、そこまでの知識は持ち合わせてはいません。
ただ防災という観点で書いた記事だという事と、防災に対してマニアックだということで許して頂けないでしょうか?
非常用の飲料水を備えておくために浄水器があればいい訳ではなく、飲料水の蓄えが必要だということと、浄水に無知であっても浄水器は防災グッズになる、そこを伝えたい記事でありました。
誤解を招く文章であったことは申し訳ありませんでした。
これからもご意見やご指摘がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。